英語のリスニングの勉強方法って?
リスニングが苦手すぎて対策を知りたい!
リスニングの勉強を始めたいけどどうすべき?
英語の学習で最後まで難しいと言われる「リスニング」。
私も英語のリスニングは一番苦手で、まだ完璧ではありません・・・
しかしこれまで対策してきた方法を皆さんに知ってもらうことで、少しでも回り道せず効率的にリスニング能力をUPしてもらいたいと思ってます。
英語のリスニングを鍛えた方
これからリスニングの勉強をしようとしている方
リスニングの勉強方法を知ったうえで勉強をしたい方
こういったお悩みをお持ちの方は、ぜひ私の紹介する方法で学んでいただければと思います。
★リスニング対策として超有名な「NHKラジオ英会話講座」 についても解説!
実際に1年半以上使っている私の感想を交えて書いています。
英語のリスニングを上達させる正しい方法
リスニングはどの程度聞き取れたらOK?
リスニングってどの程度聞き取れたらいいんでしょうか?
ネイティブのように完璧に聞き取ることができたらなぁ・・・と思いますよね。
結論から言って、
『8割くらい聞き取れて理解できればOK』
完璧に聞き取ろうとするのは時間と労力のムダです。
あなたも日本語の聞き取りでは100%聞き取りできていないはずw
(途中の助詞とか接続詞を聞き取れなくても理解できてますよね)
ましてや、英会話を目的として勉強されているなら完璧な聞き取りは必要ないです。
ぶっちゃけ理解できなければ聞き直すことができます。
会話は一方通行ではないので、分からなければ聞き直せば済みます。
リスニングが聞き取れない理由
リスニングを聞き取れない理由は大きくわけて5つ。
・知らない単語が多すぎる
・単語の発音を知らない
・リンキングや脱落を知らない
・表現方法を知らない
・日本語訳してしまい理解が追い付かなくなる
これらが組み合わさってリスニングが聞き取れないんです・・・
決して「英語の才能がないから」ではありません!!!
コトバは時間をかければ誰でも習得できますからご安心を。
(世界一難しい日本語でさえどんな日本人でも使ってますよね?)
リスニングが聞き取れないことで自信を無くさないでくださいね。
正しい順序でしっかり勉強していけば必ず聞き取れるようになります!
その方法をこれから解説していきます。
リスニングを鍛えるための基本!
リスニング修行の基本!
何ごとでも上達するためには「基本」が必要ですよね?
英語のリスニングでも同じで「基本」をしっかり固めてから進めた方が上達が早いし、伸び方も違ってきます。
リスニングにおける基本はこちら。
・英単語は発音を聞きながらマネる
・発音の変化(リンキング・脱落)を固める
・リスニング初期はひたすら精聴する
・レベルが上がったら多聴で経験値をガンガン稼ぐ
リスニングの基本は「英語特有の音に慣れていくこと」です。
日本語にはthの音も、BとVの違いもありませんし、「Check it out」はチェックイットアウトではなく「チェケラッ」みたいな発音をします。
そしてリスニング初期ではとにかく聞きまくる「多聴」よりも、短いリスニング素材を何度も正確に聞く「精聴」のほうがオススメ。
1つの素材を精聴することで、その中に登場する英語の音を確実にきっちり吸収していくことができるからです。
色んなリスニング素材を聞きまくる「多聴」はもう少しレベルアップしてからの方が効果的です。
初心者がアレコレ聞きまくってもあまり定着しないのでオススメしません。
リスニングする時のポイント!
リスニングする時に実はポイントがあるんです。
これらを知っていると知らないでは効率が大違いなので、ここでしっかり覚えておきましょう!
私はコレを知らずにリスニングしたので成長が遅くなりました・・・
・単語の意味は考えずイメージで捉える
・聞き取れない単語が出ても気にせず聞き続ける
・映像付きリスニングより音だけの方が集中できて上達する
・とりあえず最後まで聞き全体像をぼんやり掴むことが大切
・精聴なら7割、多聴なら6割くらい読んでわかる教材を選ぶ
・日本語訳は無い方がいい(日本語訳するクセを無くすため)
この6つのポイントを意識してリスニング学習してください。
リスニングの最終ゴールは『耳から入った英語を苦労なく理解できること』。
英語を日本語訳するクセを完全に失くす必要があります。
リスニングして1発で理解しようとは思わず、何度も聴くことを前提としてます。
分からない所に捕らわれていると効率が悪いので全体像を掴むことに集中し、後でまとめて調べてください。
リスニングして即イメージ化する訓練をするためにも、読んでみて7割以上理解できる教材を選んでください。
難しすぎると全く理解できないので、あなたのレベルにあった教材がベストです。
ちなみに映像付きより音声のみの教材の方がオススメです。
映像があると音声に集中できないし、音声以外の情報で内容理解しちゃうからです。
リスニングをレベルUPさせる勉強方法
★短い素材のものを繰り返して聴く
「同じ内容を繰り返し何度もリスニングする」
無意味なように見えて、実はリスニングでは繰り返し聴くことが最も効果的です。
1~3分くらいで終わる短いリスニング素材がオススメです。
欲を言えば、あなたの興味のある内容の方がいいです。
長すぎたり、面白くない内容だとと理解できない所が多くなり集中できませんw
短いリスニング素材を何度も繰り返し聞いていると、どの部分が聞き取れないか解ってきます。
その聞き取れない部分の文字と音声を一致させる作業をすることで、聞き取れる英語の幅が拡がっていくんです。
★スクリプト(英語字幕)のあるものでディクテーション
ディクテーションとは、リスニングした英語を一字一句書き取りするもの。
簡単そうに思えますが「集中して聞き取り、細かい所まで聞き取る」のはかなり難しいです。
聞けたつもりでも細かい所まで書き起こすとなるとできないことがほとんど。
リスニングは8割理解できればOK、ということに矛盾すると思われますが訓練で出来るだけ完璧に聞き取れるようにしておくと、実際の英会話で8割くらい聞き取れるようになります。
★リスニング素材は色々なタイプのものを選ぶ
リスニング素材はあなたの興味のある分野を選ぶのがベスト。
しかし、偏りすぎるのも実はよろしくないんです・・・
例えば私は科学系や歴史系が好きなのでそれらのリスニング素材ばかり聞いていました。
でも、それだと対話形式のリスニングなどでよく登場する言い回しや相づちの経験値が全く学べないんです。
リスニング素材選びは興味のあるものを選ぶのは当然ですが、できるだけ色んな分野のリスニングを聞く方が色んな表現や単語を学べます。
ちなみに、ネイティブの若者が見るような海外ドラマはスラングが多すぎてあまり勉強にはオススメできません(もっとレベルが上がってから)。
★まずはリスニングの「精聴」が超重要!
リスニングの基礎力をガッツリUPしたいのなら「精聴」が大切。
精聴のやり方は、
①何も見ずに音だけで理解できる限界まで聞く
②聞き取れなかった部分はスクリプトを見てチェック
③音声を聞きつつ声マネを繰り返す(発音やリンキングを意識)
④同じ教材を何度も繰り返すと最大効率
地道ですが、同じ教材を使い倒すくらいリスニングで精聴するのが近道です。
英語のリスニングが伸びない勉強方法と理由
リスニングできない人にありがちな悪いクセ
音を聴きながら意味を理解しようとする
リスニングが苦手な方に最もあるあるな悪いクセです。
リスニングを聞きながら、脳内で日本語で思考してしまうことです。
英語→日本語に脳内変換するとどうしてもタイムラグが生じます。
それに、分からない単語や文法が出現すると詰まってしまってリスニングを聞き漏らしてしまいます。
リスニングでは「音」にだけ集中して聴き、意味を考えることは意識的にしないようにした方が真のリスニング能力UPに繋がります。
知っている単語が聞こえると注意がそれる
リスニングを聴きながら意味を理解しようとしてる方にありがちです。
リスニングを聴いている最中に最近覚えたての単語とかが聞こえると、一瞬その単語に気を取られてしまう現象のこと。
リスニングは音声が次々流れるので、一瞬でも意識がそれると混乱しやすくなります。
これを防ぐためにも、音にだけ集中して意味を考えないようにするクセが必要なんです。
聞こえた英語を脳内で考えたり文字化する
リスニングを聴いている時、脳内で文字が浮かんできたり、これは前に覚えた英単語だったなぁって思う経験ありませんか?
このクセもリスニング上達を邪魔するものです。
リスニング時に聞こえた英語を脳内で考えていると、どうしても音に集中できずに聴き漏れが出てきます。
聴き漏れると内容が理解できなくなったりして、その後のリスニングに悪影響がでます。
ダメなリスニング方法
・聞き流し
・レベルが合っていない教材を使う
・いきなり洋画や海外ドラマで勉強する
英語学習をしていると必ず耳にする「聞き流し」。
ハッキリ言って聞き流しは何の効果も無いので時間とお金のムダですw
赤ちゃんなら効果はあるかもしれませんが、オトナになると自然と英語が身に付くことはあり得ません。
また、レベルの合っていないリスニング教材で勉強しても効果がほとんどないです。
英語をやり始めた中1がセンター試験のリスニングを聴いたって何言ってるか理解できないですよね?
そして社会人で英語学習する方で多いのが「いきなり海外ドラマ・洋画で勉強する」です。
こちらもレベルに全くあっていないリスニング教材です・・・
日本で普通にドラマや映画を何気なく見ているから気が付かないんですが、あれって外国人からすれば超ハイレベルな会話が高速で飛び交っているんです(笑)
もっと基礎力をつけてから利用すれば効果抜群なんですがね・・・
英語リスニングのオススメ教材
英語耳
英語のリスニングは「発音できる音は聞き取れる」という法則があります。
そのためには、英語の発音の基礎固めをしっかりすることが先決です。
英語の発音と音声変化を完璧にするためにオススメなのが『英語耳』。
英語耳は2004年に発売して80万部以上を売り上げたベストセラー。
そして今なお英語の発音学習のオススメ本としてド定番です。
英語耳で学べることは、
・英語を聞き取れる仕組み
・正しい英語の発音の習得
・音声変化(リンキング)の基本
リスニング対策については色々ありますが、結局「発音できる音は聞き取れる」の原則は絶対なので英語耳で正しい発音の基礎を習得するのがガチでイチバンの近道。
英語耳を使って実際に口を動かし、 正しい発音を安定して出せるまで何度も練習するとリスニングの聞き取りレベルがアップします!
ハイディの法則77
こちらの本は東京大学教養学部で教科書に指定されたほど。
著者は過去にNHKラジオ「100万人の英語」で大人気だったハイディ矢野さんです。
英語の音声変化やリンキングを発音記号を使って学習するのではなく、カタカナを使って分かりやすくネイティブの発音を解説。
want to なら ”ワナ”
going to なら ”ガナ”
What did you なら ”ワッジュ”
こんな感じに、実際のネイティブ発音を叩き込む訓練ができます。
リスニングで聞き取れない原因のひとつに「音声変化を知らない」ことがあります。
英語独特の音声変化をカタカナで分かりやすく解説、練習できるようになっています。
先ほど紹介した「英語耳」と合わせて英語の発音の基礎を固めておくと、のちのちのリスニングの”伸び”が大きく変わります。